2015年05月17日

福祉ロボット体験会

埼玉県が運営している「埼玉ロボットニーズ研究会」にて、5月12日(火)に
福祉ロボット体験会が開催されました。

高齢者の自立支援や介護者の負担軽減に役立つものとして、
介護ロボットへの期待は非常に大きなものがあります。
身近な所への普及にはもう少し時間がかかりそうですが、すでに実用化され
医療・介護施設等への導入が始まっているロボットもあるようです。
今回は、そのようなロボットを見てきました。


こちらは知名度が大変高い、サイバーダイン社の「HAL」です。


無題2.jpg

写真は医療用モデルで、リハビリに使用されるものです。
会場では腕に取り付けたセンサーで、筋肉を動かそうとする信号をとらえ
実際に腕が動かせなくても、意志の通りにHALが動くという実演が行われました。
同時にリハビリ事例の動画も紹介されましたが、半身麻痺の方が全く動かせなかった
右足をHAL装着によって筋肉の動かし方を体感し、最終的にHALなしでも
足を動かせるようになったそうです。

最近、介護者向けのHALも開発され、介護時の筋力アシスト(腰痛予防)用として
介護施設等への導入が始まっているそうです。



こちらも非常に有名な、セラピー用アザラシ型ロボットの「パロ」です。

パロ.jpg
口にくわえているおしゃぶりは充電用コネクタになっています。

パロ2.jpg

なでたり名前を呼んだりすることに反応し、扱い方によって形成される性格が
変わってくるそうです。
単に愛玩用ロボットとしてだけでなく、セラピストと認知症の方の間を取り持つ
ツールとして使い、話をしやすくする環境を作ったり症状を緩和する効果がある
とのことでした。
また、導入した施設では職員の癒やしやストレス低減にも役立っており、離職率が
大幅に下がった所もあったそうです。



こちらは、前の2つに比べると新顔の部類になるコミュニケーションロボット
「パルロ」です。

パルロ.jpg

人が近づいたのを認識すると元気よく話しかけ、相手との会話を始めるという
積極的で人間らしいコミュニケーションを重視したロボットです。
季節やニュースなど話題が豊富で、会話をする中で相手の顔や声を覚えていく
こともできるそうです。
また、体操をしたり、クイズやゲームなどのレクリエーションも行うことが
できるので、デイサービスセンター等で介護予防に利用されているとのことです。



少子高齢化が進む中、介護ロボットの利用は確実に拡がると考えられますが、
現在はまだコスト的に導入が難しい等の問題が残っています。
しかし、やがて来る時代に備えて介護ロボットの動向を見守っていきたいと
思っています。

タグ:HAL
posted by みなの福祉会 at 17:00| 介護ロボット